近年、働き方の多様化により在宅ワークを選ぶ人が急増しています。一方で、「自由で楽そう」というイメージだけで始めると、思わぬデメリットに直面することも少なくありません。
そこで今回は、在宅ワーク経験者500人(複数回答可)を対象に「在宅ワークのデメリットは何ですか?」というアンケート調査(*1)を実施しました。その結果を、第1位から第10位までランキング形式で詳しく紹介します。

第1位:仕事とプライベートの切り替えが難しい(312件/62.4%)

在宅ワーク最大の課題として多く挙げられたのが、オンとオフの切り替えです。自宅が職場になることで、仕事時間が曖昧になり、長時間労働や常に仕事のことを考えてしまう状況に陥りやすくなります。

「仕事が終わってもPCが目に入るので、気持ちが休まらない」
「家事や育児と仕事の境界がなくなり、常に中途半端な感覚になる」

第2位:孤独感・コミュニケーション不足(289件/57.8%)

同僚と直接顔を合わせる機会が減ることで、孤独感を覚える人も多い結果となりました。雑談や気軽な相談がしにくくなり、精神的な負担につながるケースもあります。

「一日中誰とも話さない日が続くと不安になる」
「ちょっとした相談でも、わざわざ連絡するのが面倒に感じる」

第3位:運動不足になりやすい(261件/52.2%)

通勤がなくなることで、意識しないとほとんど体を動かさなくなる点も大きなデメリットです。結果として体重増加や体調不良を感じる人が増えています。

「一日中座りっぱなしで腰痛がひどくなった」
「通勤していた頃より明らかに運動量が減った」

第4位:自己管理が難しい(234件/46.8%)

自由度が高い反面、スケジュール管理やモチベーション維持を自分で行う必要があります。自己管理が苦手な人にとっては、大きな壁となるようです。

「ついダラダラしてしまい、仕事が後ろ倒しになる」
「誰にも管理されない分、気が緩んでしまう」

第5位:仕事環境を整えるのにコストがかかる(198件/39.6%)

在宅ワークでは、デスクや椅子、通信環境などを自分で整える必要があります。初期投資が負担になると感じる人も少なくありません。

「快適に働くための椅子や机が意外と高い」
「通信トラブル対策に費用がかかった」

第6位:評価や成果が見えにくい(176件/35.2%)

上司や同僚の目がない分、自分の頑張りが正しく評価されているのか不安になるという声も多く見られました。

「ちゃんと仕事をしているのか伝わっているか不安」
「成果をアピールするのが難しい」

第7位:生活リズムが乱れやすい(163件/32.6%)

通勤がないことで起床時間や就寝時間が不規則になり、生活リズムが崩れやすい点もデメリットです。

「夜更かしが増えて、朝がつらくなった」
「平日と休日の区別がなくなった」

第8位:情報共有が遅れやすい(141件/28.2%)

対面での会話がない分、情報伝達にタイムラグが生じやすく、認識のズレが起きることもあります。

「重要な情報を後から知ることがある」
「チャットだけだとニュアンスが伝わらない」

第9位:家族や同居人に気を使う(118件/23.6%)

自宅で働くため、家族の生活音やスペースの問題がストレスになるケースもあります。

「オンライン会議中に生活音が気になる」
「仕事スペースの確保が難しい」

第10位:キャリア形成に不安を感じる(96件/19.2%)

在宅中心の働き方が、将来的なキャリアアップにどう影響するのか不安を感じる人も一定数いました。

「昇進や異動のチャンスが減りそうで不安」
「成長の機会が少なくなりそう」

まとめ

今回のアンケート結果から、在宅ワークには自由さや快適さの裏に、孤独感・自己管理・健康面など多様なデメリットが存在することが明らかになりました。ただし、これらの課題は工夫や環境整備によって軽減できるものも多くあります。在宅ワークを検討する際は、メリットだけでなくデメリットも理解したうえで、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

*1
【調査方法】 インターネットによるアンケート調査
【調査期間】 2026年1月2日~2026年1月8日
【調査対象】 在宅ワークを経験したことのある男女500人